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2. 交換様式が社会を規定する
山崎望
――戦後、日本を含む多くの国で採用されてきた自由民主主義が、新自由主義やポピュリズムの台頭によって危機を迎えているというお話でした。これに代わる社会体制を考えていく上で、先生は柄谷行人の「交換様式論」を採り上げておられますが、それについて解説していただけますか。
3. 純粋贈与の力
山崎望
――現代の社会は資本(交換様式C)、ネーション(交換様式A)、国家(交換様式B)の三つが絡まり合って構成されており、この体制である限り、戦争や恐慌を避けることはできないというのが柄谷行人の議論の大枠であるというお話でした。この体制を突き崩すものとして彼は、交換様式A(贈与と返礼)の高次元での回復である交換様式Dを打ち出
4. 言葉の贈与
山崎望
――交換様式D(交換様式Aの高次元での快苦)の契機の一つとして、見返りを期待しない贈与=純粋贈与があるのではないかというお話でした。先生はもう一つ、「純粋発話」にも言及しておられますが、これはどういったものですか。
